死ぬときに思い起こすことが人生における本当の幸福である

ポジティブ心理学入門(学術書であって自己啓発書ではない。ここ重要)って本読んでいるのだけど、その中になるほどなあと思った内容があったので紹介。
♯多少、私の解釈が入っている点はご容赦

 
・人が本当に幸福を感じる事象は死ぬ時に思い起こすことのはず
・試しに自分が死ぬときにどんなことを思い起こすか、思い起こしたいか想像してみる、書き出してみる
・それがその人にとっての本当の幸福なので、定期的にそれに向かって進んでいるかチェックしてみると良いだろう
・(ある外人が書いた例(下記)を読むと、やはり家族や社会貢献、会社への貢献みたいなことが書いてあって、そういうもんなんかなーと思った。あまり、得たもの、稼いだ金、旅行の記憶、みたいな些末な話は思い起こさないのだろう)
・【同書より引用】彼は良き人間であった。彼はよき夫であった。彼は妻を心から愛していた。あらゆる夫婦同様、夫婦ゲンカをすることもあったが、何があっても、彼は相手のよい面に目を向けた。彼はよき父親であった。彼にとって子供は一番大切な存在だった。彼はいつも忍耐強く、協力的で、フェアだった。子供たちは父親の愛を一度も疑うことはなかった。疑う必要もなかったからだ。彼はよき社員であった。彼は仕事をよくこなしたのだが、それは仕事が好きだったからではなく、それが正しい行いであったからだ。彼が定年退職したときには、友人や、同僚や、上司から、彼に感謝の言葉が溢れるほど寄せられた。彼はよき市民であった。彼はいつも惜しみなく人々に援助の手を差し伸べた。彼は若いころ、低所得家族の住む家を修理する支援プログラムで働いて週末の時間を費やした。後に彼は教会の活動にもっと積極的に参加するようになり、時間の許す限り、問題を抱える青少年のための日帰り旅行を引率した。概して、彼は人生を愛した男であった。そして、人生も彼を愛したのであった。(引用終わり)


やっぱり世のため人のため(家族や親族含む)に生きるってのが、最終的には、幸せにつながるのかなーと思った次第。あまり利己的ではいけないんかなと。


ポジティブ心理学入門: 「よい生き方」を科学的に考える方法

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