SBM研究会の体験記

発表してきました。


自分の発表の内容については
http://d.hatena.ne.jp/kanbayashi/20080713/p1
を見てもらうとして、ここでは、その日に起きたことなどをつらつらと書いていこうと思います。

資料作成

前日までデスマっていたせいで、発表日の前日の晩でスライドがゼロ枚の状態・・・・。
しょうがないので、自分の発表ギリギリに会場に出向くことにして、それまでに気合で資料作成をすることに。そのため、他の講師の方々の発表を聞くのは泣く泣く諦めた。 orz


ってか、自分の発表が朝一とかだったら終わってたな・・・・。
不幸中の幸い。

電車でGO

電車の中でもカタカタ

会場到着

人生2度目の東工大大岡山キャンパス。ι(´Д`υ)アツィー とか思いつつ、研究会の開催される教室へ向かう。


到着すると、井口さんが発表されている最中。けっこうフォーマルな感じの内容だったので自分の適当な感じの内容でいいのかと不安になる。


ひとまず、席もなかったので会場の後ろの壁のところに座り込んで、再び作業開始。
無線LANがあったので、どうにか作業できた。

会場にて資料の作成

いろいろな方からご挨拶を頂いたり(yuiseki,nkoz,poohtarou,faultier)、他の講師の方の発表があったりしたのにも関わらず、脇目もふらずに資料を作成。


みなさん本当にごめんなさい。

雷雨

なんか外の天気がやばいことに。
ゴロゴロピカー、ザーとかいってる。

自分の発表

もうどうにでもなれという感じで発表。
終始ぐだぐだな感じの内容が続いたが、なんかウケたのでよかった。


スライドの枚数はあんまり準備できていなかったのだけど、案の上しゃべりすぎて、用意した分すら喋り終わらず。しかたがないので4つ作ったサービスのうち2つはデモを見せるだけで済ます。
ここでも無線LANに助けられた。


質問タイムには、はてなのnaoyaさんからご質問。あと、もう一人女性の方からのご質問。
最後の"正直、よくわからない"の下りは狙ったわけではありません。
たまたまです。


発表終了後には、いろんな方とお話をさせて頂いた。
skypeの岩田さんや、はてなのnaoyaさんにも名刺を頂いて、ミーハーな僕はちょっと舞い上がってしまったり^^;

トークセッション

 今回はノートをとっていなかったので、全てを記憶に留めているわけではいないのだけど、とりあえず覚えている面白かった話を挙げてみる。


 一つは、企業内SBMではブックマークする側が、必ずそれを見る側を意識するんだという話が面白かった。何をブックマークするかが、上司の部下に対する評価を決めたりするわけね。
 これって、ただの備忘録的な使い方をする(と僕は思っている)普通のSBMではまず起こらないことで、企業内SBMの面白い特徴なんじゃないかなと思う。


 二つ目は、企業内SBMがコンサルとかだと結構使えるという話。僕は企業内SBMって正直どうなんだろと思っていたのだけど、話によるとコンサルが、自身の専門分野の事で、クライアントの人が知っていて自身が知らない情報があったりしてはお話にならないので、情報収集はかなりしっかりやらないといけないらしい。で、そこでSBMを使いましょうと。なるほど。


 三つ目は、人の趣向は首尾一貫しているわけではないという話。確かに人間の趣向って全ての面で首尾一貫しているわけではなく、いろんな趣向によって複合的に成り立ってる。例えば、AさんとBさんの料理の趣味が完全に一致していたとしても、車の趣味は一致していないかもしれない。そういう事をちゃんと考えると、一人の人間の単位で考えるのではなくて、一人の人間の中の趣向について、それぞれのカテゴリ(音楽、料理、スポーツ、政治・・・・etc)を切り分けて、別個に考えないといけないのだろうと思う。
 ただ、完全に切り分けてしまっても、"同じ車の趣味の人は、同じような服を好む"みたいな関係が見えてこなくなるので、トレードオフになってしまう部分はありそう。まぁ、ここらへんの話は研究の世界できっと腐るほど議論されていると思うので、論文でも漁った方が早いのでないかなとは思うけど。


 んでもって最後に、セレンディピティー(意外性とかって意味かな?)のある推薦が必要だという話。僕がやったベクトルベースで、とかコラボレィティブフィルタで、とかいう手法は基本的には類似性を元に推薦を行う方法なので、当然、推薦結果はある程度予想できるようなものになる。それはそれで情報推薦のあるべき形なのだろうと思うけど、もう少し"こんな面白い分野があったのかぁ!!"みたいな驚きのある情報推薦があってもいい。これに対し、研究の世界ではセレンディピティの度合いを評価するための指標とかもすでに、ちゃんと研究されているそうな。へぇー。
 類似度を使って推薦を行うということは、ユーザのその時点の趣向にマッチするような推薦を行うことなのだと思うけど、セレンディピティのある推薦をするためには、未来の趣向目がけて大胆に推薦を行っていかないといけないのかもしれない。そして、その時に使う指標は類似度じゃないのだろう。まあ、とは言え、やはりある程度は類似度を使うことになると思うけど。閾値が緩くなるだけ?
 この話を聞いて、koizukaさんがtwitterで「推薦はそれそのものがユーザの趣向を変化させるんだ」みたいな話をされてて、なるほどなーと思ったことを思い出した。ここらへんに"セレンディピティー"のヒントが隠れているような気もしないでもない。余談。

帰り際

yanbeさんとお話させてもらったり。
kei-sさんやjune29さんに会ったり、
manameさんを眺めたり。

懇親会

P2Pオフ会のメンバーが集まったテーブルに居座る。ひろきのだいちさん、NICOさん、fuktommyさんなどがいた。SBMと関係のない話で盛り上がって(w)楽しかったけど、他のテーブルにも顔を出せばよかったかな。

2次会

beatinaniwa,hajimehoshi,faultier,kei-sさん、june29さん、yanbeさんなど若手?で2次会へ。
またーり。

まとめ

発表もそれなりに楽しんでもらえたようだし、いろんな面白い人に会えたし全体としては参加してよかったです。
第2回もあればぜひ参加したいと思います。よろしくどうぞ!
#発表はもうネタがなさそうなので、聞くだけだけど^^;