レバレッジ・シンキング

レバレッジ・シンキング 無限大の成果を生み出す4つの自己投資術
本田 直之
東洋経済新報社 (2007/06/29)
売り上げランキング: 16
おすすめ度の平均: 4.0
5 時間の有効活用と再投資の重要性がわかる
4レバレッジ」という発想、いいですね
5 ビジネスパーソンには、トレーニングが足りない?!

メモ

・パーソナルキャピタルを増やし、これにレバレッジをかけ、少ない労力と時間で大きな成果を獲得する。
・ゴールを明確に描くことで選択力が身につく
・            カラーバス効果でチャンスを得やすくなる
・チャンスは誰にでもある。見つけられないだけ。
・仕事の仕組み化をしよう
・投資対象は「労力」「時間」「知識」「人脈」
・DMWLを常に考える
・パッシブではなくアクティブ


・マニュアルを考えることに時間をかけよう→後でやる時は他のことに注力できるようになる
・フォーマット化
・考えると行動に移らない。そういうものは習慣にしてしまう。
・人間の行動のうち95%は無意識で行っている
・小さな習慣から始めて、大きな習慣を身につける
・身に着ける習慣のチェックリストを作るとよい
・習慣化のためには数字で管理
・KSFを見極めろ
・80対20の法則は仕事の労力と成果の関係の中でも成り立つ
二毛作をしよう
・限界というものは世の中には存在せず、実は自分でつくってしまっているだけなのだ
・土日はごろごろ過ごすより、運動したりしっかり遊んだ方が月曜に疲れは残らない


知識労働の世界では、経験の積み重ねにより、ある程度のレベルに達するとそこから一定になって上がらない。それを超えるにはレバレッジを効かせなければならない。
知識労働の世界では、自分で時間の区切りや成果を設けてやらないと仕事には終わりがない
・自由時間をつくることから考えるのではなく、まずは投資して生み出すことを考える。
→段取り、計画、道筋をつくる。
・俯瞰逆算スケジュールを管理するにはカレンダーが一番


・Todoよりタスクという言葉を使おう
・時間がN倍あっても、成果はN倍にはならない。


・時間割を作って、時間のルーチン化を行おう
・カテゴリは、インプット、アウトプット、生活、プライベート
・時間割をつくると、「この仕事をやるのに○時間かかる」から「この時間のなかでこの仕事をやる」に意識が変わる


・子供の勉強は素早く正確にできることが重要だったりする。
 →お尻を決める


・昼食後の昼寝は15分ぐらいがいい。それ以上寝るとリスタートが遅れる。
・便利なツールの使い方は一定の時間をかけて学ぶ必要がある
・時間がないから成果があがらないのではない、時間があるから成果があがらない。
・俯瞰逆算法のメリットはゴールが明確になること
・自己投資の時間は先にブロック(天引き)しておくこと。


・知識への投資は、投資なのだから常にリターンを考えること。
・限られた時間を有効活用するには、他者から学ぶのが一番良い
・学ぶ相手は自分に似たタイプにしよう


・本を読む前に目的を明確にしよう
 →著者プロフィール、帯、カバー、まえがき、目次、あとがきを読もう
・本を読むという行為は、アウトプットするまでを含むと考えよう。
・ある分野についての意見を述べたような本を読む時は、それを読む前に自分の考えや仮説をまとめておこう


・時間がない時は他の人たちのすでにやったやり方を真似てみよう
・関連する書籍を先に配っておくレバレッジミーティングをやろう


・0から1より、1から100


・人脈によってレバレッジがかかると、自分ひとりで出せる成果の何倍もの成果を生み出すことが可能になる。
・人脈作りでは、相手にどんなバリューを提供できるかを考えよう。
・誰を知っているかではなく、誰に知られているか。
・人脈作りは長期スパンで考えよう
・現在有名であるか、無名であるかは関係ない。


・人に会う前にはその人の事を徹底的に学ぼう。Webだとか著作などを読もう。
・コントリビューションは読んだ本の内容などでもよい。
・相手がどんな人か、どんなニーズがあるのかを知っておこう。


・組織には、いつもやる気のない20%、状況によってどちらにでもなる60%、いつもやる気のある20%がいる。
・自分よりマインドの高い人、マインドの高いネットワークに加わろう。
・食事の時間を活用して、いろいろな人に会おう


パーソナルトレーナーを探そう→間違った方向に進むことを避けることができる
パーソナルトレーナーは絶対、実践型の人。

書評

以前読んだ、同著者のレバレッジリーディングも同じだったが、厚さの割りに文章量は少なく、言っていることも多くはない。しかしながら、それぞれがとても役に立ちそうなものばかりだったので、自分としては満足している。
余談だが、本書の中にレバレッジリーディングの内容が10ページないぐらいのページ数でまとまられていた。読んでいないので分からないが、レバレッジ時間術という本の内容についても同様だろう。
というわけで、三冊も読まなくてもこの一冊だけ読めばOKだと思う。
#読んでて心の中でずっこけたのは言うまでもない


最後に一言。まったく同じ文章をそれぞれ違う場所に書くのはやめてほしいな。
#繰り返すことに意味があるような箇所でもなかったと思うし