今度は、Xenが入っていない通常の環境で試してみる。
- 環境
ディストリビューション:Cent OS 5
#インストール時に開発ツール系はインストールするようチェックしておいた
#X11の開発ライブラリとかにもチェック!!これがないと、ビルド時にヘッダがないと怒られる
カーネル:2.6.18-8.el5
- ソースパッケージ
version 3.1.0(xen-3.1.0-src.tgz)
- ビルドなど
ビルド
こまごまと
depmod 2.6.18-xen
mkinitrd -v -f --with=aacraid --with=sd_mod --with=scsi_mod /boot/xen-initrd-2.6.18.img 2.6.18-xenchkconfig xend on
yum install vnc #HVM(VMX)ドメイン起動時のVNCサーバへの接続に必要
yum install qt-dev #カーネルのコンパイルオプション設定にxconfigを使いたい場合は必要
yum install bridge-utils #これがないとXen用の仮想NICが作成されない
なんかTLSを無効にしないといけないらしいので
#こうしないとXenのパフォーマンスが出ないらしい
mv /lib/tls /lib/tls.disabled
echo "hwcap 0 nosegneg" > /etc/ld.so.conf.d/nosegneg.conf
ldconfig
grubにブート用のエントリを追加
title CentOS (2.6.18-8.xen original build)
root (hd0,0)
kernel /xen-3.1.0.gz
module /vmlinuz-2.6.18-xen ro root=元のカーネルのを写す rhgb quiet
module /xen-initrd-2.6.18.img
- ブートしてみる
xm list
とかして、xendに接続できていないようだったら
xend start
でxendを起動。
設定ファイルを書いて
xm create hoge.hvm
vncviewer 127.0.0.1:0 #HVMドメインを起動した場合は、VNCで画面を持ってこなくてはならないので、接続する。本来は自動的に画面があがってくるはずだが。
とすると、起動できた!!
- 問題の原因
OSを再インストール(Xen無しに)して試していたところ、virt-managerをインストールするとxmコマンドなどの調子がおかしくなることが判明した。
#そうなるとどうしようもない
おそらく、Xenが元々入っていた環境で試していた時にうまく動かなかったのは、virt-managerと最新版Xenのバージョンの不一致が原因だったのだろう。
#virt-managerを使うとHVMドメインでWindows動かせなかったりする。生成する設定ファイルが不十分なのだと思う。
そんなわけで、xmコマンドだけでxenは十分操作できるから、virt-managerはあまりいれないようにしたほうがいいですよ!!
人生ハジマタ\(^o^)/